毎日の大相撲の観戦日記です.
2002年 | 初場所 | 春場所 | 夏場所 | 名古屋場所 | 秋場所 | 九州場所 |
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1998年 | 初場所 | 春場所 | 夏場所 | 名古屋場所 | 秋場所 | 九州場所 |
1997年 | 春場所 | 夏場所 | 名古屋場所 | 秋場所 | 九州場所 | |
初場所 序盤(1-5), 中盤(6-10), 終盤(11-15) | ||||||
1996年 | 九州場所 序盤(1-5), 中盤(6-10), 終盤(11-15) |
今日の水付け呼出しさん
東 | 西 | |
幕内前半 | 和也 | 啓輔 |
幕内後半 | 正男 | 祿郎 |
今日の場内アナウンス行司さん
アナウンス | 補佐 | |
幕内前半 | 善之輔 | 慎之助 |
幕内後半 | 和一郎 | 秋治郎 |
今場所5回目の満員御礼.
寺尾が踏み込んで突っ張り,
一方的に突っ張って回り込む小城錦を鮮やかに突き落としました.
勝って5勝目.
しかし幕下への転落は確定的で,この相撲を限りに引退ということになりました.
年寄錣山を襲名することになりました.
湊富士,貴闘力,寺尾と引退が続き,寂しい場所となりました.
安芸乃島が踏み込んで右を差しましたが,
栃乃花がこれを巻き替え差し手争いになりました.
安芸乃島が優位に攻めたかに見えましたが,栃乃花が両差しになり,
下手を引き付けて出ていって寄り切りました.
7勝7敗同士の対戦は,栃乃花が勝って辛うじて幕内の座を守りました.
安芸乃島は13枚目で負け越し決定.しかし何とか幕内には残れそうです.
五城楼が踏み込んでもろ手でいくところを,
朝乃若がさっと叩いて下がっていきました.
これを五城楼が落ちそうになりながら良くついていって押し出しました.
7勝7敗同士の対戦を制し,五城楼が久しぶりの幕内の場所で勝ち越しを決めました.
頭で当たりあって潮丸が前に出ていきました.
安美錦が残して回り込んで食いつきかけましたが,
安美錦が投げにいこうとしたところで腰がくだけてお尻から落ちました.
新入幕の潮丸が9勝6敗の好成績を挙げました.
中盤ちょっと停滞しましたが,終盤盛り返しました.
安美錦は負け越しとなってしまいました.
旭天鵬がもろ手で行きましたが栃乃洋が左を差して土俵際まで一気に出ていきました.
しかし旭天鵬が右上手を引いて投げを打ちながら回り込んで残し,
栃乃洋が逆襲してくるところを左から掬うようにして突き落としました.
旭天鵬が千秋楽に勝ち越しを決めました.
今日勝って勝ち越して,さらに貴乃花が優勝した場合に殊勲賞という条件ですが,
まずは自力でできることをクリアしました.
頭で当たりあって雅山が突っ張って出ていき,
玉春日の叩きにも落ちずにさらに突っ張りました.
雅山が引くところを玉春日がついていきましたが,
雅山が下がりながら突き落として決めました.
今日勝てば敢闘賞の玉春日でしたが,昨日今日と連敗で10勝に留まり,
敢闘賞受賞を逃しました.しかし,久々にいい相撲が出たのではないでしょうか.
雅山は7勝8敗と,負け越しを一点に留めました.
琴龍のもろ手突きを高見盛が回り込みながら凌ぎましたが,
差したのは得意の右ではなく左.
琴龍が右の上手を引いて出し投げで崩しておいて,
残すところをさらに上手投げで決めました.
新小結の高見盛は,4勝11敗の大負けとなってしまいました.
土佐ノ海が頭で当たって押し込みましたが引いてしまい,
玉乃島が前のめりになりながら一気に押し返していくと,
土佐ノ海の足が俵の外に出てしまいました.
玉乃島は辛うじて勝ち越し決定.8番も勝ってる印象はなかったのですが.
土佐ノ海は6勝9敗.
今日勝っておけば小結に残れたでしょうが,
来場所はまた平幕ということになりそうです.
前半の勢いはどこに行ったのでしょうか.
バチンと胸で当たりあって突っ張りあいから琴光喜が出ていきましたが,
若の里の組手である左四つの体勢になって若の里が掬い投げを打って回り込み,
さらに掬い投げ掬い投げと攻めました.
しかし琴光喜が右の上手を命綱にしてこれを残しました.
土俵中央でちょっと攻め手を欠いて長引きましたが,
琴光喜が若の里の下手を切って頭をつけ,
右を巻き替えてさっと腰を寄せて寄り切りました.
琴光喜が12勝を挙げ,敢闘賞を獲得しました.
前半は物足りない内容でしたが,後半はいい相撲が出ましたね.
若の里は勝ち越して関脇の座を守りましたが,8勝に終わりました.
朝青龍が低く当たっていって右を差し,一瞬かかった武双山の左前廻しが切れました.
武双山が突っ張りましたが朝青龍がこらえて押し返し,
右前廻しを引いて頭をつけて武双山の左を殺しました.
武双山がおっつけて出てくるのをこらえて朝青龍が左を深く差して頭をつけ,
武双山が右から小手投げに来るところを,
左足を掛けての外掛けを切り返し気味に決めました.
全勝ターンの後敗けが込んでいた朝青龍でしたが,
千秋楽を白星で締めて,新大関の場所を10勝5敗で終わりました.
星数はちょっともの足りませんが,新大関としてはまずは合格点でしょうか.
武双山は8勝7敗に終わりました.
千代大海が踏み込みましたが, ぐっと踏み止まった魁皇が千代大海の腕を抱えるようにして押し返し, 身動きが取れなくなった千代大海を一気に押し出しました.
貴乃花が頭で当たっていってちょっと引き,
右のど輪から右を差して攻めましたが,
武蔵丸が振りほどいてからスポッと右を差し込みました.
こうなれば武蔵丸.前に出ていくと貴乃花はなす術なく土俵を割りました.
横綱同士の楽日決戦は,武蔵丸が制して12回目の優勝を決めました.
武蔵丸も決して万全の状態ではなかったと思いますが,
稽古もせずに優勝できるほど甘くはないことを示してくれました.
優勝はともかくとして,場所前は本当に相撲が取れる状態なのか,
そして2敗した時点ではついに終わりかとすら思わせた貴乃花でしたが,
千秋楽まで取り切っただけでなくなんと最後まで優勝を争いました.
ここまでやれると予想した人はほとんどいなかったでしょう.
さすが大横綱の底力です.