行司の仕事

土俵上の進行

力士の呼び上げ 顔触れ言上
力士の呼び上げ
土俵に上がった力士の四股名を呼び上げます. 十両最後の一番と,三役以上の力士が登場する取組では, 「二声」といって四股名を二回ずつ呼び上げます.
立ち合い
両力士の仕切りを合わせ,立ち合わせます. 手つき不十分のチェックも厳しく行ない, 不十分な場合は行司待ったで仕切り直しさせます.
裁きと勝ち名乗り
勝負の判定を行ない,勝ち力士に軍配を上げます. この時,同体としか思えない勝負でも, 必ずどちらかに軍配を上げなければなりません. 勝負確定後,勝ち力士に勝ち名乗りを与えます.
物言いがついた場合,その協議においては決定権を与えられていません.
結びの触れ
結びの一番の場合,力士を呼び上げたあとに, 「この相撲一番にて本日の打ち止め〜」と結びの触れを行ないます. 千秋楽の場合は「この相撲一番にて千秋楽にござります〜」です. また,十両最後の一番では,「この相撲一番にて中入り〜」と触れます.
土俵入りの先導
十両,幕内の土俵入り,および,横綱土俵入りの先導を行ないます. 横綱土俵入りは(原則として)立行司が行ないます.
顔触れ言上
中入りの時間に,翌日の割(取組)を土俵上で呼び上げて披露します. 時間のない日などは,省略されることもあります.

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