四日目

×琴錦(37-8)安芸乃島○

琴錦が右左とさっと入って,すぐに安芸乃島の左上手を切り, 安芸乃島が首に巻くいつもの体勢. これで琴錦かと思いきや,ここからの攻めが出ず, 安芸乃島が丁斧掛けから内掛け気味にいきながら体を預けて浴びせ倒しました.

今日の水付け呼出しさん
西
幕内前半祿郎正男
幕内後半光昭利樹

曙休場.玉春日が二日続けて横綱から不戦勝となりました. 春場所の栃乃洋以来,2例目の珍事ですね.

千代天山は,まだ硬くなじんでいないということで, 銀青の締め込みを元に戻して登場.
動きやすくなったということでしたが, 相撲の方は蒼樹山がのど輪からつっかえ棒を外すように引き落とすと, ばったりと土俵に落ちてしまいました.

雅山が低く当たって突っ張り,栃乃洋がいなしましたがまったく動じず, 逆にいなして叩き込みました. 動き良く,平幕では唯一の土つかず・4連勝となっています.

貴闘力が当たってすぐにまともに引いてしまい, 引きに乗じて敷島が一気に押し出しました.
貴闘力は,ここ数場所衰えが目立ちますねぇ.

武双山の当たりを魁皇が受け止め,さっと変わり気味に叩くと, 武双山があっけなく土俵の外に飛び出しました. 拍子抜けの相撲内容でしたが,魁皇が4戦4勝です.

両者当たり合った後,出島が徹底して前に出ていき, 立ち会い以外は一方的に土佐ノ海を押し出しました. いい相撲で星を五分に戻し,これからですね.土佐ノ海は4連敗です.

貴ノ浪が右から張っていきましたが,栃東が低い当たりからおっつけて,左差し, 右前廻し.いい感じで攻め込みましたが, 貴ノ浪が右から抱えて片手で持ち上げるようにしながら体を入れ替え, すかさず小手投げで決めました.
栃東は差してしまったのが敗因でしょうか.しかし貴ノ浪は豪快です.

千代大海−闘牙は当然押し相撲になるかと思いきや,千代大海が当たったあと, 何とすっと左が入り,右上手の体勢となりました. そこから,闘牙には上手を与えず,上手から転がしました.千代大海も4戦4勝です.

旭鷲山が張ってから変わりましたが,若乃花は十分に警戒した立ち会いで, 旭鷲山の引きに乗じて出ていき,最後は腰をぶつけるようにして押し出しました. 若乃花も星を五分に戻しました.