六日目

○琴錦(18-18)貴ノ浪×

琴錦が低く当たって左はず押しからスパッと両差し. 貴ノ浪に抱え込まれないように,低く早く攻め,下手投げから寄っていき, 貴ノ浪が残すところをさらに下手投げを打ちながら, 体を預けるようにして投げ倒しました.
完璧な貴にょ浪退治相撲で,こうなると九州場所再びか, という期待もしてしまいます.

今日の水付け呼出しさん
西
幕内前半祿郎太助
幕内後半光昭琴三

闘牙がもろ手から突っ張り,ちょっと時津海に押し返されましたが, 気を取り直して押し返し,のど輪の右手がぐいっと伸びて,強烈に突き倒しました. これでなんと初日から6連勝.

両者頭で当たり合いましたが,安芸乃島が一歩踏み込んでおり, 土佐ノ海の足が前に出ず流れたところを引き落としました.

出島が当たって一気に出てくるところを, 魁皇がちょっと左に回り込みながら左で首に巻き, その流れで出てくる勢いを利用するようにして首投げを決めました.

旭鷲山が張って腕を手繰りながら右に変化して,左上手.武蔵丸が右を差し, 右から起こそうとして腰が伸びかけたところを, 旭鷲山がタイミングよく思いっきり上手投げを打つと, 武蔵丸が豪快に転がりました.
対武蔵丸戦初勝利. 場所前の怪我で調子が出ない旭鷲山に,今場所の武蔵丸が負けるとは….

土俵中央でのもみ合いから,千代天山が機を見て若乃花の腕を手繰り, 後ろを向かせて送り出しました.横綱初挑戦で初金星です.

曙がもろ手から突っ張り, 貴闘力のいなしに前につんのめりそうになりひやっとしましたがよく残し, すぐに逆襲し,貴闘力が土俵際で回り込みましたが今度は余裕でついていき, 張り手を一発お見舞いしたあと押し出しました.
今場所調子が出ていないとはいえ天敵を退治し,だいぶ見通しが明るくなりました.

なんと,闘牙がただ一人全勝でトップを走っています.