十三日目

今日の水付け呼出しさん
西
幕内前半進介
幕内後半正男秀行

今日の場内アナウンス行司さん
アナウンス補佐
幕内前半善之輔和一郎
幕内後半錦之助慎之助

玉春日が今日から再出場.

蒼樹山が右足靭帯損傷,海鵬が右足首靭帯損傷で, ともに今日から休場となりました. これで十両以上の通算休場者が16人, 幕内だけで11人となってしまいました.
琴ノ若,蒼樹山,海鵬の公傷が認められました.

武雄山のおっつけを玉乃島が振りほどいて突っ張り, 玉乃島が突っ張って叩き,突っ張って叩き, 武雄山が前のめりになりながら押していくところを玉乃島が引き落としました.
9勝3敗の好調同士の対戦は,玉乃島が制して10勝目を挙げました.

春日錦が当たって突っ張り,低い体勢で一気に押し込んで濱錦を押し出しました.
春日錦が十両4枚目で二桁10勝目. 濱錦は14枚目で10敗目. 特に怪我をしているわけではなさそうなのに, この所の低迷はどうしたことでしょうか.

十文字がさっと両差し. 左下手を引いて一気に出ていくと,千代天山が力なく土俵を割りました.
千代天山はまったく力が出せず,10敗目となりました.

旭天鵬がもろ手でつき起こして右上手左下手. 一気に走って大善を寄り切りました.
旭天鵬がいい相撲で勝ち越しを決めました.

皇司が両方から抱えて出ていきましたが, 安美錦が俵の上に指を乗せてかかとを浮かせる状態で回り込み, 皇司を突き落としました.
安美錦の驚異の粘りが出ました.

安芸乃島が旭鷲山の叩きに乗じて出ていき押し出しました.
安芸乃島がこの白星で通算788勝とし,史上9位タイとしています. 旭鷲山は先場所の好調がどこにいったか,1勝12敗と散々な成績です.

高見盛が内からえぐるように右を差し, 右の腕は十分に返せませんでしたが左から抱えるようにして, 左からうまく栃栄の腕を引いて引き落としました.
高見盛が前頭2枚目で勝ち越しを決めました. この地位での勝ち越しは予想以上.良く頑張っています.

琴光喜が低く鋭く当たって右を差し, 栃乃洋が左から抱えましたが琴光喜が差し手を突きつけて体を密着して押し込み, 土俵際で残す栃乃洋を掬い投げで仕留めました.
琴光喜が久々にいい相撲で6勝目を挙げ,勝ち越しに望みを繋ぎました. 栃乃洋は武蔵丸を破る殊勲を挙げながら,負け越しとなってしまいました.

土佐ノ海が当たって押し込み, 玉春日がいなしましたが落ち着いて右を差し, 左上手を引いて寄り切りました.
土佐ノ海が久々の三役で勝ち越しを決めました.

北勝力がもろ手からつき起こしておいて叩き, 雅山が残して低い体勢で前に出ていきましたが, 北勝力が引き足鋭く逃げていっていなし, 雅山の後ろについて送り出しました.
三役に復帰した雅山でしたが,先場所の勢いを持続できず, 負け越しとなってしまいました. 北勝力は5勝8敗.負け越してはいるものの力をつけていることがうかがえます.

若の里が当たって両差し. すかさず出ながら左から掬って押していき,さらに掬って貴ノ浪を圧倒しました.
若の里が勝ち星を二桁に乗せました.

千代大海の当たりを朝青龍が受け止めて右を差しにいきましたが, 差しきれませんでした. 朝青龍が右おっつけから突っ張り,千代大海が突っ張っておいていなし, 朝青龍の体勢が崩れるところを千代大海が押し倒しました.
両者いい相撲でしたが朝青龍は痛い一敗.千代大海が単独トップとなりました.

霜鳥が低く当たっていって右から押し上げ武蔵丸を押し込んでいきました. ここは武蔵丸が踏み止まって押し返していきましたが, 霜鳥がのけぞりながら左上手を引いて回り込み, 武蔵丸の横について寄り切りました.
霜鳥が横綱初挑戦で初金星を挙げました. 武蔵丸がまさかの連敗で3敗目となってしまいました.