千秋楽

今日の水付け呼出しさん

	東	西
幕内前半	重太郎	進介
幕内後半	光昭	邦夫

今日の場内アナウンス行司さん

	アナウンス	補佐
幕内前半	和一郎	慎之助
幕内後半	善之輔	勝次郎

今場所4度目の満員御礼．標準的ですね．

十両の駒光が右肘骨折で休場となりました． これにより春日錦が不戦勝となりましたが，1場所で3個めの不戦勝です． これは史上初めてのことだそうです．

優勝決定戦

	行司	呼び上げ	柝
序二段	木村将二	和也	安佐夫
十両	木村晃之助	幸司	安喜夫

濱錦がさっと左前廻しを引いて，右も下手を引きましたが， 霜鳥が土俵中央で機を見て右から豪快な掬い投げを打つと， 濱錦がクルッと回転するようになって背中から落ちました．
霜鳥が豪快な相撲で10勝で今場所を締めくくりました． もうちょっと印象度が高ければ，敢闘賞にも名前が上がったんでしょうけどね．

当たりあって突っ張り合い． 玉乃島が少し押し込みましたが十文字が押し返すと根なく引いてしまい， 玉乃島がそのままあっけなく土俵を割ってしまいました．
玉乃島はまったくいいところなく，11枚目の地位でまさかの10敗です．

北勝力が立ち会いからどんどん突っ張って押し込みましたが， 雅山が土俵際で踏み止まって引き落とすと，北勝力がバッタリと落ちました．
北勝力は敢闘賞を白星で飾れませんでしたが，新入幕で11勝は立派です．
雅山はこれで10勝目．三役復帰が確実です．やっぱり力がありますね．

土佐ノ海の当たりを隆乃若が左を差して受け止めて右上手も引きました． こうなれば隆乃若．引きつけて出て勝負あったかと思いましたが， 土佐ノ海が振りほどいて距離が離れると形勢逆転． 土佐ノ海が低く押すところを， 隆乃若がバタバタと振り回したり突っ張ったりしましたが， 土佐ノ海の押しが優り，最後は倒れ込むような感じで押し出しました．
勝ち越しと小結の座を賭けた一番は，土佐ノ海が勝利をもぎ取りました． 土佐ノ海は， 序盤で2大関を破りながら千秋楽でようやっと勝ち越しというのは不満ですが， 何はともあれ久しぶりの三役復帰となりそうです．
隆乃若は終盤星を戻してきましたが，あと一歩及びませんでした．

若の里が踏み込んで当たっていきましたが， 琴ノ若が右を差して腕を返してバンザイさせ， 左上手も引いて引きつけて一気に寄り切りました．
予想外の琴ノ若の圧勝で，琴ノ若が9勝目を挙げました． 若の里は8勝止まり．確実に勝ち越す力はついていますが， もう一つ上積みできるようになって欲しいですね．

高見盛が初めての三役揃い踏み登場． どういうルートで立ち位置にたどり着けばいいのかわからず， 武蔵丸にブロックされて立ち往生してしまいました．

千代大海が踏み込んでくるところを朝青龍がもろ手でいき， 朝青龍がそのまま右から突き放すと千代大海が泳いでしまい， 横を向いた千代大海を押し出しました．
朝青龍が大関に向けて大きな11勝目を挙げました．

高見盛が右肩から当たっていって右を差しましたが， 何か腰が伸びたような状態になっていて栃東が簡単に寄っていきました． 高見盛がこれは踏ん張って残し，右を差して腕を返す体勢になりました． しかし栃東が気力を振り絞って右差しで左上手で体を寄せて寄っていき， 高見盛の体勢を伸ばして寄り切りました．
栃東の左肩は筋肉が断裂しているようで，力が入らない状態だそうですが， 何とか最後まで土俵を務めました．
栃東の左肩負傷で高見盛は右からの攻めがやりやすいかと思いましたが， やはりまだまだ大関とは力の差が大きいようです． 飛車角落ちでも勝てませんか．三役揃い踏みの影響もあったかもしれません．

魁皇が低く当たっていなして突っ張ると， 武蔵丸の腰が定まらない感じであっけなく後退し， 魁皇がすかさず押していって押し出しました．
昨日優勝を決めた武蔵丸ですが， 今回も14日目に決めたあとの千秋楽に有終の美を飾れませんでした．