千秋楽

今日の水付け呼出しさん
西
幕内前半和也重太郎
幕内後半正男邦夫

今日の場内アナウンス行司さん
アナウンス補佐
幕内前半和一郎勝次郎
幕内後半錦之助慎之助

優勝決定戦
行司呼び上げ
三段目行男祿郎正男

幕下への陥落が確定的の大至が,引退することになりました. 準年寄として後進の指導にあたります.

琴光喜が13日目の相撲で顎を骨折していたということで,休場となりました. 昨日執念で勝ち越しを決められたのが救いですね.

副立呼出しの三平さんが定年のため,最後の呼び上げとなりました. 琴光喜休場のため,呼び上げが一番だけとなってしまいました.

頭で当たりあって大善がおっつけておいて右下手. しかし玉力道が左上手からの投げで大善を転がしました.
大善は今日勝てば初の三賞となる敢闘賞受賞となっていましたが, 残念ながら受賞はなりませんでした.

高見盛が右肩から当たっていきましたが雅山が突き放していって左差し. ちょっとがぶるように寄っていくと, 高見盛は何もできずにあっさりと土俵を割りました.
高見盛は右が差せないと力が発揮できないですね. 9勝6敗は,高見盛としてはちょっと期待外れでしょうか. まだ膝の調子も完全ではないようです.
雅山は9勝目.初日の相撲ではどうなることかと思いましたが, 日に日に調子が上がってきた感じです.

隆乃若が踏み込んで押していき, 右はずからポンポンと突っ張って一気に闘牙を突き出しました.
敢闘賞受賞の隆乃若が,さらに白星を上乗せして11勝となりました.

旭鷲山が左上手右下手で頭をつけ, 琴ノ若が半身の体勢で両者攻め手がなく長い相撲になりました. 3分あたりから動きが出て旭鷲山が上手投げから攻めましたが琴ノ若が残し, 旭鷲山の寄りを琴ノ若が懸命に残して動きが止まったところで水入り, 朝之助が足の位置に印をつけて土俵下に分かれました.
再開直後旭鷲山がさっと小股を掬い,琴ノ若を土俵の外に持っていきました.
旭鷲山は苦しい場所となりましたが,千秋楽にようやっと2勝目を挙げました.

安美錦が当たって左前廻し. 頭をつけて内無双にいきましたが若の里が残しました. 若の里がすかさず右から抱えて出ていって, 安美錦が残して出てくるところを叩き込みました.
技能賞受賞が決まっている安美錦でしたが,白星で飾ることはできませんでした.

朝青龍が突っ張っていき,栃乃洋が左を浅く覗かせて出ていきましたが, 朝青龍がこの腕を引っ張るようにして崩してから叩き込みました.
朝青龍は大きな11勝目を挙げ,殊勲賞に花を添えました.

千代大海が頭で当たっていきましたが押し込めず, 武双山が左を差して押しました. 千代大海の上手投げを武双山が残して体を入れ替えてよっていき, 今度は千代大海が残して体を入れ替え, 左四つで千代大海が右上手を取る体勢になりました. しかし武双山が左下手で出ていき, 千代大海が上手投げで回り込んで体を入れ替え寄っていきました. 勝負あったかと思ったところ, 俵に詰まった武双山が体を入れ替えながら突き落とすと, 千代大海がたまらず土俵に落ちてしまいました.
目まぐるしい攻防がありましたが,好調同士の攻防とはかなり違いますね.
千代大海は腰の具合いが相当厳しいようで, 何と予想外の負け越しとなってしまいました.

栃東が左に変わり気味に当たっていき,低い体勢で攻めました. 武蔵丸が右を浅く差しかけましたが, 栃東がこれをおっつけるようにして外して回り込み, 栃東が低く頭をつけて一気に走りって送り出しました.
武蔵丸は昨年九州場所も14日目で優勝を決めた翌日に破れましたが, 今回も有終の美を飾れませんでした.