十二日目

今日の水付け呼出しさん
西
幕内前半和也太助
幕内後半光昭邦夫

今日の場内アナウンス行司さん
アナウンス補佐
幕内前半勝次郎?錦之助
幕内後半與之吉和一郎

武雄山が低く当たって突っ張り合い. 武雄山が左を差して右からおっつけ,ぐいぐい前に出て小城錦を押し出しました
武雄山が勝ち越しを決めました.

貴ノ浪が珍しく頭で当たっていって頭をつけて左からおっつける体勢になりましたが, 琴ノ若が両差しになってすぐに前に出ながら差し手を深くしていって, がぶって腹に載せて寄り切りました.
通算48回目の対戦は,史上4位タイとのことです.

旭鷲山が軽く張っていって自分から下がっていき, 土俵際で手繰りながら回り込んで右上手を引きました. 若の里がこの動きに何とかついていって右を差して残しましたが, 体勢を立て直す前に旭鷲山がすかさず上手投げを打って頭をつける体勢を作り, 若の里の攻めに先んじて左からの上手投げで横転させました.
若の里は後手後手で,完全に旭鷲山のペースにはまってしまいました.

当たりあったあと,旭天鵬がまともに引きながら叩くと, 玉乃島はたまらず土俵に落ちてしまいました.
こんな引きにあっさり落ちるとは,やはり体が動いてませんねぇ.

土佐ノ海も踏み込みましたが,千代大海が低く当たって押し上げ, そこから回転のいい突っ張りを繰り出してぐいぐい押し込んでいき, 土佐ノ海が踏み止まって押し返すところを, 千代大海がさっと引き落としました.

武双山が頭で当たって前に圧力をかけながら左前廻し. さらに低い体勢でそのまま前に出ていき,栃乃洋を一気に押し出しました.
調子に乗ってきた武双山が,明日は千代大海と当たります.

朝青龍が低く当たって突っ張りましたが,魁皇がかまわず押し込んでいきました. これは魁皇かと思いましたが,土俵際で朝青龍の左がするりと入り, すかさず掬い投げ.魁皇がたまらず横転してしまいました.
朝青龍はなかなか星が挙がらない感じでしたが,7勝までこぎつけています. この地位での勝ち越しが苦にならないところまで力をつけてきていますね.

栃東が低く当たり,琴光喜が右を浅く差しましたが, 栃東が左からおっつけて頭を顎の下につける体勢になり,動きが止まりました. ここから栃東が右を差して左上手も引く有利な体勢になりました. しかし,半身の琴光喜を容易には攻めきれず,左四つに変わり, 琴光喜が右上手で頭をつける体勢になりました. 1分を越え,琴光喜が上手投げを打ち,栃東が残して右四つに変わり, 琴光喜がさらに出ていき, 栃東が投げにいくようにしたところを押し潰すように押し倒しました.
栃東についに土がつき,琴光喜が優勝争いに踏み止まりました.
優勝争いをリードする二人の対戦は,派手な動きこそなかったものの, 攻防のある,見ている方も力の入るいい相撲でした. 琴光喜は,大関がすぐそこに見えてくるところまで来ていますね.