千秋楽

優勝決定戦
行司呼び上げ
三段目式守玉男邦夫祿郎
十両式守錦之助安伍朗琴吉

今日の水付け呼出しさん
西
幕内前半重太郎
幕内後半祿郎邦夫

今日の場内アナウンス行司さん
アナウンス補佐
幕内前半錦之助慎之助
幕内後半和一郎勝次郎

十両の蒼樹山が今日勝って勝ち越しを決めました. 途中怪我で3日(不戦を入れると4日)の休場があったにも関わらず, 頑張って勝ち越しにこぎつけました.

時津海が張っていきましたが,安美錦が右下手左上手. 上手は一旦切れましたが,すぐに前廻しを取り直し,下手捻りで崩しました.
安美錦が千秋楽に勝ち越しを決めました.

栃栄が頭を付けて出てくるところを,琴光喜が回り込んで残して, 栃栄の足がもつれるようになるところを下手投げで決めました.
琴光喜は10勝目を挙げ,技能賞に花を添えました.

隆乃若が張って右上手を狙いにいきましたが, 栃乃洋がそれをさせず左差し.右からおっつけて前に出て寄り切りました.
栃乃洋が新関脇の場所を千秋楽で勝ち越しを決め, 貴乃花を一気の相撲で破っての殊勲賞の受賞を決めました.

出島が迷わず踏み込んで,朝青龍を吹っ飛ばして押し出しました.
出島は千秋楽に辛うじて角番脱出です. 早く自分の相撲を取り戻してもらいたいですね.
朝青龍は二桁勝利と敢闘賞受賞を逃しましたが, 6枚目でここまで勝つとは思いませんでした.

雅山が低く当たって若の里がいなしましたが,雅山が向直って左を差し, 右上手も引いて引き付けて寄り切りました.

ほぼ五分の立ち会いから魁皇が右おっつけ,右を差して腕を返し, これが右上手に変わり,すかさず強引に投げにいって投げ切りました.
ここ一番で魁皇が踏ん張りました. 立ち会いさえクリアすれば, 今場所の魁皇はそのあとの攻めは悪くなかったですからね.

貴乃花が立ち会い突っ掛け,二回目も貴乃花から待った.
3度目に立ちましたが, 貴乃花はちょっとフワッとした感じで武蔵丸がさっと右を差し, 腕を返して出ていくと,貴乃花が横を向いてしまい, そのままあっさりと押し出しました.
貴乃花は立ち会いの失敗から,集中力を欠いてしまった感じです. 貴乃花にしては珍しいですね.

当然優勝決定戦, それも貴乃花と武双山の優勝決定戦になるものと予想していましたが, 何と何と魁皇の優勝ということになりました.

定年のため,木村庄之助と呼出しの安伍朗が,今日の土俵で最後となりました.
庄之助さんは立行司昇進から6年間,一度も差違いがなかったとのこと. 声量と発音には若干問題がありましたが,立派な行司さんでした.
安伍朗さんは,番付では幕内の上から二番目でしたが, 呼び上げでは幕内の土俵に上がることはありませんでした.