小田原城

本丸から見た天守(1996年12月)

交通:
JR東海道新幹線/東海道線・小田原駅より徒歩10分. 「城への近道」と書いてある道を行くと, 城の横手に出てしまうので注意が必要です.
歴史:
室町時代に大森氏が築いた山城が前身ですが, 明応4年(1495)に北条早雲が大森氏を追って入城し, 北条氏5代96年の関東支配の本拠地となりました.
城下を囲む大外郭が有名で, 上杉謙信や武田信玄の猛攻を守りとおした天下の堅城です. しかし,豊臣秀吉の20万の大軍の前にはいかんともしがたく,ついに降伏. 北条氏は滅亡しました.
小田原の役後は,徳川家の重臣・大久保忠世,忠隣親子が城主となりました. 大久保忠隣改易後,三の丸以内に規模が縮小され, 大規模な工事によって近世城郭に生まれ変わりました.
遺構・施設:
天守:
昭和35年に復興された,3層4階建て本瓦葺きの天守です. 多門櫓・続き櫓を付した複合式天守閣です.
常盤木門:
昭和45年に復興されました. 本丸の正門にあたり, 周囲に多門櫓と渡り櫓を配した桝形門の構造をしています.
休館日:
12月29日〜1月1日
入館料:
280円(1996年12月現在)

小田原城城郭図

常盤木門 天守からの,
石垣山・一夜城方面の展望

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