中津城

天守と大鞁(だいひ)櫓(2002年9月)

交通:
JR日豊本線・中津駅下車徒歩約15分.
歴史:
豊臣秀吉の九州平定後, 天正15(1587)年に黒田孝高(官兵衛・如水)が中津16万石を拝領し, 天正16(1588)年に築城しました.
黒田家が福岡に転封後,細川忠興が慶長5(1600)年に32万石で入城しました. 忠興は慶長7(1602)年に本拠を小倉城に移しましたが, 幕府への働きかけが功を奏し, 元和元(1615)年の一国一城令以後も残されることになりました. 忠興は元和6(1620)年に忠利に家督を譲り,翌年中津城に移りました. この時,本丸と二の丸の間の堀を埋め, 天守台を周囲と同じ高さに下げています.
細川家が肥後・熊本に転封後, 寛永9(1632)年に小笠原長次が播磨・龍野から8万石で入城し, 次の長勝の代に10万石となりました.
小笠原家が後嗣なく断絶後, 亨保2(1717)年に奥平昌成が丹後・宮津から10万石で入城し, 奥平家が明治維新まで続きました.
遺構・施設:
本丸部分と堀の一部が城址として残されています. また,大手門など外郭の門跡が残され,往時を偲ばせています. 地形が北から南方に扇状をしているので,扇城という別名もあります.
天守:
昭和39年に再建された,地下1階・5層5階の模擬天守です.
大鞁(だいひ)櫓:
天守に続く位置にある櫓で,城主の馬具などを格納する場所です.
本丸石垣と内堀:
本丸石垣と内堀は当時のままのもので, 水門から海水が入って潮の満干で水が増減する水城になっています. 本丸石垣は,黒田時代のもの(野面積み)に, 細川時代に打込みはぎ積みで増築しています.
門跡:
大手門跡や西門跡など,いくつかの門の跡が残されています.
奥平神社,扇城神社,城井神社:
天守付近に三つの神社が並んでいます. 城井神社は,黒田孝高がだまし討ちにした, 城井(宇都宮)鎮房を祀っています.
入館料:
500(?)円(2002年8月現在)

案内図

天守 天守と本丸石垣
右側が黒田時代,
左側が細川時代のもの
椎木門跡 西門跡(矢倉門)

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