小諸城

懐古園(小諸城址)の表玄関,小諸城三の門.
(1997年5月)

交通:
JR信越本線・小諸駅より徒歩3分.
駅を出て左手に行くと,懐古園に通ずる地下道があり, これを通りすぎて直進すると,大手門や旧小諸本陣があります.
歴史:
武田信玄が山本勘介,馬場信房に命じて築城したのが現在の小諸城址で, 別名“酔月城”とも呼ばれています.
豊臣時代に仙石秀久が城主となり,二の丸,黒門,大手門を建て, その子忠政が三の門,足柄門を建て,現在の小諸城が完成しました.
江戸期には,松平氏,牧野氏が城主となりました.
小諸城は,全国的にも珍しい,城下町より低い穴城です.
遺構・施設:
三の門(重文):
寄棟造りの二層の城門. 元和元年に創建され,明和二年に再建されたもので, 国の重要文化財に指定されています.
「懐古園」の大額は徳川家達の筆です.
大手門:
懐古園(小諸城址)から少し離れたところ(線路をはさんで反対側)に, 大手門が残されています.
二の丸,北丸,南丸:
それぞれ石垣が残っています.
本丸跡:
石垣と土塁,および,黒門(一の門)跡が残っています. 本丸跡には懐古神社が建てられています.
天守台:
本丸北隅に天守台があります. もとは,三層の天守閣があったそうです.
荒神井戸:
城中唯一の井戸.
武器庫:
当時のままに復元した武器庫.
不開門跡,水の手展望台:
城の北西隅に不開門の跡があり,石段の上が展望台になっています.
富士見台:
城の南西隅にある展望台です.
徴古館:
三の門のそばにあり,武具や古文書などが展示されています.
休館日:
11月から3月の水曜日.
入館料:
400円(1997年5月現在).

小諸城案内図

大手門 南丸跡 天守台の石垣

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