姫路城

大天守・西小天守・乾小天守(1998年5月)

交通:
JR山陽新幹線,JR山陽本線・姫路駅より徒歩10分.
歴史:
正平元(1346)年の赤松貞範の創築に始まります. その後山名正則が拡張し,小寺氏を城代としましたが, 小寺(黒田)孝高の時に羽柴秀吉を迎え入れ, 中国攻めの本拠とするために天正8(1580)年に大改修を行ない, 三層の天守があげられました.
関ヶ原の戦い後,池田輝政が52万石で入封し, 慶長6(1601)年から8年をかけて,元の城をすべて壊して新築しました.
池田氏の後,本多忠政が15万石で入封し, 長男忠刻の室・千姫の化粧料で西の丸を整備しました.
その後,松平氏,榊原氏,酒井氏と城主が変わり,明治維新を迎えました.
現在,大天守,三つの小天守,これらを結ぶ渡櫓(国宝)と, 櫓27棟,門15棟,土塀1000m(重文)の建造物と,内堀・中掘の大部分が残り, 1992年には,世界文化遺産に指定されています.
遺構・施設:
内堀および中堀以内の城域が残されています.
大天守(国宝):
外観五層,内部は地上6階・地下1階の構造になっています.
乾小天守・西小天守・東小天守・渡櫓 (国宝):
大天守と連絡する三つの小天守と渡櫓です.
腰曲輪渡櫓(重文):
天守の北側に連なる渡櫓で,塩や米を貯えるための施設です. 石垣に沿って美しく弧を書いた建物で, 他の城郭では見られないものだそうです.
西の丸化粧櫓・長局(百間廊下) (重文):
西の丸をぐるりと取り囲む長い渡櫓です.
切腹丸帯郭櫓(重文):
搦手を守る櫓です. 構造が,切腹の場,検視役の関,首洗いの井戸に見えることから, 切腹丸と呼ばれています.
その他多数の門・櫓(重文):
休館日:
12月29日〜12月31日
入館料:
500円(1998年5月現在)

姫路城案内図

本丸から大天守,
西小天守
三の丸広場から
大天守,西小天守と
二の丸渡櫓
大天守最上階から
西の丸
腹切り丸・帯郭櫓 はの門と大天守 への門と東小天守

小さい写真をクリックすると,大きな写真が見られます