彦根城

彦根城天守(1997年7月)
この方角だけ天気が良かった…

交通:
JR東海道本線・彦根駅より徒歩15分.
歴史:
関ヶ原の戦いの後,井伊直政が石田三成の遺領18万石を与えられましたが, 佐和山城は落城した惨状のままで使い物にならなかったので, 彦根山に築城することにしました.
直政が翌年亡くなると,子の直勝が慶長8(1603)年に築城に着手し, 7ヶ国,12大名の手伝い普請により,20年の歳月をかけて完成しました.
以後,井伊家累代の居城となり,明治以降も取り壊しを免れたため, 往時のままの美しい姿を多く残しています.
遺構・施設:
内堀および中堀以内の城域が残されています.
天守(国宝):
3層3階の天守は,大津城からの移築と言われ, 現存する数少ない天守の一つです.
天守の屋根は, 唐破風や千鳥破風を縦横に駆使した変化のある屋根で, 窓は火灯窓になっています. また,石垣は一見粗雑な牛蒡積(ごぼうづみ) になっています.
太鼓門櫓(重文):
本丸の表口をかためる櫓門です. 城内合図用の太鼓が置かれていたためこの名前がつきました.
この櫓門は,佐和山城の城門を移築したものと言われています.
天秤櫓(重文):
表門からの坂を登り詰めたところにある櫓門です. 廊下橋を中央に,天秤のように左右対称の櫓が並んでいます. 石垣は,右側が築城当時の牛蒡積で, 左側が改修によって整ったおとし積(切石積)になっています.
この櫓門は,長浜城の大手門を移築したものと言われています.
西の丸三重櫓(重文):
西の丸に立つ櫓で,小谷城の天守を移築したものと言われています.
馬屋(重文):
元禄時代に建てられた馬屋です. 城内に馬屋が残っているのは,彦根城だけだそうです.
二の丸佐和口多聞櫓(重文):
二の丸の入口にある櫓門です.
鐘の丸:
天秤櫓の反対側(南側)にある地域で, 時報を鳴らす鐘を置いた櫓があったことから この名前がつけられました. この場所からでは,城内全体に音が聞こえないということから, 後に鐘は本丸のそばに移されました.
西の丸:
本丸の北側の地域. 現在,西の丸広場には桜の木が多数植えられています.
玄宮園:
城の北東にある大名庭園で, 4代藩主直興が延宝5(1677)年に造営しました.
埋木舎:
井伊直弼が部屋住み時代を過ごした家が残されています.
彦根城博物館:
表門橋を渡ったところに, 彦根藩の政庁であった表御殿を復元して建てられました. 特に,能舞台と,藩主が日常生活を営んだ奥向きは, 木造で復元されています.
休館日:
天守閣・玄宮園は無休.博物館は12月25日〜31日. 埋木舎は毎週月曜日(4,5月は除く)と8月13日〜17日,12月28日〜1月4日.
入館料:
天守閣・玄宮園: 500円.博物館: 500円.埋木舎: 300円.

彦根城案内図

太鼓門櫓 天秤櫓
左側にも対称的に
櫓が続いている
西の丸三重櫓
二の丸佐和口多聞櫓 天守北側と附櫓

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