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▼萩原さん:
>普通に考えると東十両1枚目だったら勝ち越ししたら確実でしょう
>それなのになんで下がるか教えて?
大相撲の本場所では、ひとつの取組で両方が勝つとか、両方とも負けるということがありませんから、白星と黒星がひとつずつ発生します。
例えばある1日に行なわれる取組が、幕内から序ノ口まで全部で200番あったとしたら、白星は200、黒星も200になります。
これを15日間行なっても、白星と黒星のそれぞれの数は同じになりますよね。
ですから勝ち越す力士と負け越す力士が必ずいて、勝ち越す力士は番付が上がり、負け越す力士は番付が下がることになります。
ところが、この予想大会はちょっと違います。
3番の取組結果を予想して、2つ以上当てると白星、1つ以下なら黒星になります。
日々の結果を見るとわかりますが、白星がずらっと並ぶ日があったり、黒星だらけとなる日があるのはご存知でしょう。
これを15日間繰り返しますので、白星の合計数と黒星の合計数が一致するとは限りません。
極端な場合、全員が15戦全勝となる可能性もあるゲームなのです。
もしそうなったら、たとえ全勝でも番付は上がりませんよね。落ちてくる人がいないわけですから。
先場所の成績を見てみますと、萩原さん(先場所の四股名は武蔵丸さん)は東十両1枚目で8勝7敗でしたが、萩原さんよりも白星を多く挙げ、番付で上回る方が7人います(西十両1枚目から西十両3枚目までの5人と、西十両8枚目、9枚目の計7人)。つまり萩原さんはこの7人に番付で抜かれることになります。
一方、萩原さんより上の番付から負け越して落ちてくる方は、東前頭14枚目と15枚目の2人しかいません。
つまり、萩原さんを追い越す方が7人、萩原さんの下に落ちる方が2人となり、差し引いて、萩原さんは5人分番付が下がることになります。
これでお分かりになりますか?
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